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[マニラネタ]バロンタガログの街、「ルンバン」を訪れよう!

2017年09月22日 By: Kei


日本に着物があるように、世界中にはそれぞれの民族衣装があります。フィリピンの民族衣装は「バロンタガログ」と呼ばれ、細かい刺繍が美しいことで知られており、今でも結婚式などの式典では正装として利用されています。マニラ市内から2時間半ほど程離れた「ルンバン」という街は、バロンタガログを制作する事で生計を建ててきた田舎町です。


周囲はカリラヤ湖や山が連なり、自然があふれる地域です。そんな場所で制作されてきたバロンタガログは、2015年にマニラに開催された国際会議では、当時のアメリカ大統領であるオバマ氏が着用したことでも話題になりました。現在では世界中に輸出されており、衣類としての質の高さも高く評価されています。

 

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バロンタガログは非常に精密に作られています。古来は手縫いが主流でしたが、そこからミシン縫い、そして現在ではコンピューターでデザインを作成しそれを落とし込む技術まで発展してきました。そのため、温かみのある手縫いの技術を伝承する方が減ってきています。現地の工場では、精密な製造工程を見学することができ、実際に手縫いでバロンタガログ作りを体験することもできます。地域の方々が丁寧に教えてくれる刺繍体験は人との交流も楽しめる温もりのある体験です。作成したものはお持ち帰りいただけますので、世界で1つだけの思い出の品としてよいお土産になりそうです。

 

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日本からマニラへ観光で訪れる方はもちろん、お仕事でマニラに駐在されているご家族の皆様で特に女の子がいらっしゃる場合には、バロンタガログの刺繍体験が最もおすすめできるコンテンツです。週末はご家族でピクニック気分でバロンタガログの街「ルンバン」を訪れてみては如何でしょうか。

 

(KEI)