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フィリピンのセブンイレブンで弁当食べ比べの結果!

2020年11月19日 By: SHIN


フィリピンのコンビニ事情

本来フィリピンでは、サリサリストアやカレンデリア(トロトロ)といった、ほとんどが個人経営のローカル商店やローカル食堂が多くあり、人々の生活とお腹を満たしています。

それでも、コンビニは増え続け、コンビニ業界の最大手セブンイレブンの他、ロビンソンズ系のミニストップ、アヤラ系ファミリーマート、SM系のアルファマート、日本のローソンとの合弁のローソンなど多くのコンビニがあります。
フィリピンのコンビニ業界の2017年から4年間の年平均成長率は+24.2%らしいです。

フィリピンのコンビニ業界も年々品ぞろえとクオリティが上がってきています。
様々な商品の取り揃えがあり、若干商品は違えど、日本のコンビニと大して変わらない商品の取り揃えがあります。

挽きたてのコーヒーはあるし、肉まんもあるし(フィリピンではSIOPAOと言います)、ジュース類やカップ麺などは当たり前にあるし、コンビニ払いの端末もあるし、タバコや日用雑貨もある。あえて言うならATMと雑誌がないくらいかな?
逆にフィリピンのコンビニの特徴的なものは、ご飯が売ってあること、10Lレベルのミネラルウォーターが床に大量に並んでいる。そして狭い。

そして、今回ご紹介するのがお弁当!

正直、お弁当が売ってるんだ・・・くらいの感想ありませんでした。
しかし、よくよく見ると結構な種類の品揃えがあります。

そこで、今回はフィリピンにあるセブンイレブンのお弁当の食べ比べをしてみたいと思います。
この結果は、完全なる私個人の独断と偏見によるものです。笑
ちなみに私の味覚は、毎日食べるローカルフィリピン料理で102%フィリピン人化しています。。

なお、フィリピンのセブンイレブンでお弁当を買ったら、日本と同じように電子レンジでチンしてくれます。また最近フィリピンのセブンイレブンでは地球環境保護のためビニール袋はなくなり、すべて「Biodegradeble HELP SAVE MOTHER EARTH」 と書かれた生分解性の紙袋になっています。

これ、ちょっと良いと思いません?

特にフィリピンは、法律でゴミの焼却処分ができないので、集めて積み上げるだけだったり、土に埋めたりするだけなんです。だからスモーキーマウンテンのようなところがそこら中に出来ちゃうんです。
私は、地球環境のため、フィリピンの環境のためにも生分解性の紙袋はすごく良いことだと思っています。

さて、本題に戻ります。
今回食べ比べたのは以下のお弁当。

BIG TIME Meaks シリーズ

Big Time Baked Chickin
Big Time BEEF GYUDON
Big Time CHICKIN TERIYAKI
Big Time Grilled Limpo
Big Time PORK BARBECUE

BUSOG MEALシリーズ

Busog Meal JUMBO SISIG

CHEFシリーズ

Chef KOBAYASHI JAPANESE PORK CURRY
Chef MANAM SISIG
Chef MANAM KARE-KARE

7 FRESH シリーズ

TONKOTSU RAMEN

 

■結果発表■

早速ですが結果発表をしたいと思います。
何度も言いますが、この順位は完全なる主観ですので反論は受け付けません笑

 

10位 Busog Meal JUMBO SISIG

ブソグシリーズ ジャンボ シシグ

感想:★☆☆☆☆
料金:49ペソ(約106円)

Busogとはタガログ語でお腹いっぱいって意味です。
つまりこれ、大盛りなんですね。
だから量は多くて安いんですけど、作りは雑、味も雑。他に陳列されている高めの商品からは半額ほどの価格設定なので仕方ないのですが、やはり他のセブンブランドやちょっと高めのモノだと、全ての面でクオリティが高いですね。

しかも、これを食べた後に胸やけがしていました。
かなり油も多いんだと思います。

味は悪くはないですが、別段おいしい訳ではない上に胸焼けまでして、健康面も考えての星1です。

 

9位 TONKOTSU RAMEN

セブンフレッシュシリーズ とんこつラーメン

感想:★★☆☆☆
料金:99ペソ(約215円)

これ、期待してました。
お店で見たときは、スープが固まっていて、本当にレンジでチンするだけで本当に出来るのか不安だったので、店員さんに確認してみたら「ちゃんと出来るわよ!」って半ギレされました。

そこまでして買ったとんこつラーメンなのに残念ながら期待外れでした。
とにかく味が薄い。日本のインスタントの豚骨ラーメンのスープをお湯で薄めた感じ。
しかも麺の量も少ない。
私はどこに行っても豚骨ラーメンを濃いめに調整してもらって食べているので、これはかなり薄く感じました。

残念ですが、これはもう買うことはないでしょう。サヨナラ

日本人として、ラーメンに期待するのは必然でしょうから、期待に反するということで星2です。

8位 Big Time Grilled Limpo

ビッグタイムシリーズ グリルドリンポ

感想:★★★☆☆
料金:89ペソ(約193円)

これ、不味いって訳ではないんですが、味が頼りない。フィリピンの街で売っているリンポだったら、もう少し味がしっかりしているかと思います。

ま、可も無く不可も無くって感じです。
今後絶対選ばないってほどではないです。

他に選択するお弁当が無ければ選ぶこともあるだろうと言うことで、星3です。

7位 Chef MANAM KARE-KARE

シェフシリーズ カレカレ

感想:★★★☆☆
料金:90ペソ(約195円)

カレカレはフィリピン料理です。
シチューのようにスープが多くてご飯は食べやすいのですが、そもそもカレカレはピーナッツソースやピーナッツバターなどピーナッツ味が中心となり、家庭によってはバナナやトウガラシなどで味の調整はするんですが、全体的にちょっと甘めなんです。

じゃあ、そもそも買うな!って話なんですが、ものは試しにってことで買ってみました。

日本でカボチャなんかも甘くてご飯のおかずにならないと思っている私にとっては、ちょっと好みには合わないものでした。

私が個人的にピーナッツベースが苦手なだけで、一般的に見れば美味しんだろうと思うことでギリギリ星3です。

6位 Chef MANAM SISIG

シェフシリーズ シシグ

感想:★★★☆☆
料金:95ペソ(約206円)

これは普通に美味しかったです。
昨今のコロナ禍のため、全レストランでの飲食が禁止されていたり、規制緩和後も人数制限で飲食が可能になったあとも、感染予防として念のためにローカルレストランのいわゆるカレンデリアへも8カ月以上行っていません。

コンビニのしっかり密封されたシシグを食べることで感染対策への安心感はありますが、正直、カレンデリアの出来立て作り立てのシシグの方が美味しいです。

早く何も気にせずカレンデリアに行けるようにコロナが落ち着いてほしい。

コンビニで売っているシシグと考えると十分な美味しさと言うことで3.5に近い星3です。

5位 Big Time CHICKIN TERIYAKI

ビッグタイムシリーズ チキンテリヤキ丼

感想:★★★☆☆
料金:85ペソ(約185円)

2段コンテナの登場です。
いや、フィリピンのクオリティは完全に高くなっていますね。

しかしこれ、チキン以外に何も入っていないです。
カットされたテリヤキ味のチキンが入っているだけ。
ちょっと物足りない感じもしますが、味の方は、これってテリヤキか?って感じなんですけど、ほんのり甘めで、少し薄めの味。

甘だれって感じですかね。
ちょっと日本の味を忘れてしまったようで上手く表現が出来なくなってしまいました笑。。ちょっと悲しい

見た目や味、食べやすさなどを考慮して4に近い星3です。

4位 Big Time PORK BARBECUE

ビッグタイムシリーズ ポークバーベキュー

感想:★★★★☆
料金:86ペソ(約187円)

これ意外に当たりでした。
これからご紹介するベイクドチキンとどちらを4位にするか悩みました。しかし本当に普通にポークバーベキューの味なのでこちらを4位にしました。

特にフィリピンの街角で売っているバーベキューを知っている方なら分かるとは思いますが、あの味です。
あれを少し上品にした感じ。上品て言ってもコンビニレベルですが。。

付いてるソースはフィリピン人好みの甘めのソース。
私は、ソースなしでいただきます。
ご飯についている黄色い色は正直わかりません。味もしません。

刺された串から外すのが少々手間なのがちょっとマイナスポイントですが、バーベキューの味がしっかりしていて美味しいことから星4です。

3位 Big Time Baked Chickin

ビッグタイムシリーズ ベイクドチキン

感想:★★★★☆
料金:85ペソ(約185円)

これも意外に美味しかった。

難点は手で食べないといけないこと。
コンビニで使い捨てのプラスティックのフォークとスプーンは付けてくれるんですが、その強度ではチキンに太刀打ちできません。折れちゃいます。
なので結局手で食べることになります。

まあ、日本でもチキンは手で食べますし、特にフィリピンでは手で掴んで食べることも文化の一つなので、あまり気にならないと言えばそれまでですが、味はGOOD!これ美味しいです。

ちなみに、タガログ語では、手掴みで食べることをカマヤン、お祝いなどで形式的にみんなで手掴みで食べることをブードゥルファイトと言います。
食べにくさはチキンだから仕方ないこと、しかしそれ以上に味に満足したので、星4です。

2位 Big Time BEEF GYUDON

ビッグタイムシリーズ 牛丼

感想:★★★★☆
料金:85ペソ(約185円)

まずは開封。
おっと、ここでも2段構えのコンテナ入り。
ツユとご飯が混ざらないようになってるんですね。他の弁当からすると少し高めの価格設定にも納得です。

そして実食です。

実はこれナメてました。
私、日本では「吉野家派」です。
フィリピン マニラでも吉野家の店舗はあるので、その気になればいつでも牛丼が食べられます。
なので、ちょっと期待感なしで食べてみました。

するととんでもない!
もちろん、私が信望する吉野家には到底及びませんし少々薄味ですが、85ペソでコンビニで買える牛丼がこんな高いクオリティを持っているとは驚きです。
(*注:あくまでもフィリピン味の舌を持った日本人の感想です笑)
個人的には、ツユダクだともっと嬉しいです。

微妙なツユの量ですが、ここまで牛丼の味を再現されれば十分満足したといことで、星4です。

1位 Chef KOBAYASHI JAPANESE PORK CURRY

シェフシリーズ ジャパニーズポークカレー

感想:★★★★★
料金:86ペソ(約187円)

これ、正直購入するときは疑心暗鬼でした。
フィリピンのコンビニに売ってる日本のポークカレー?そこに期待感はないでしょ~って感じでした。
ましてや小林シェフ?ん?誰?(ご本人には失礼ですが)

パッケージを開けると、2段構えのコンテナ。
これはフィリピンクオリティでは思いもよらなかったです笑
しかも、ちょっとパッケージの写真とは大きな違いが。。汗

しかし、いざ食べてみると、何とも懐かしい味。
これは完全に日本のレトルトカレーの味です。

これには正直やられましたね。
コンビニで86ペソで味わえる日本。
はじめて買って以来、結構な頻度でこのカレーライスを食べてます。

一つ難点を上げると、毎回ポークの量が異なります。
全然入っていない時と、大きな豚のカタマリがすんごい入っている時との差が激しいです。
これぞフィリピンクオリティ笑
もう美味しさと言うより、食べた時の懐かしさが優ってしまっている感は否めませんが、そこまで虜にされてくれたと言うことで、星5です。

と言うことで、フィリピンのセブンイレブンでお弁当の食べ比べをしてみました。
日本人のみなさんが、購入されるときは少し高めの商品を選んだ方が良いと思います。

やはりフィリピンブランドだと安いですけど、クオリティも味も落ちる感じです。

(SHIN)