セブ島情報

[ロックダウン中フィリピン首都マニラ] 新型コロナウィルス感染症(COVID-19) [4/17] 現在の街の様子

2020年04月16日 By: SHIN


3月16日ロックダウンから3週間が過ぎました。
フィリピンの連休となるホーリーウィークが終わった今週のマニラの街の様子です。

ロックダウン中(メトロマニラ・パサイ市周辺 Pasay City)の様子

パサイ市 FBハリソン通り(F.B. Harrison St. Pasay City)
こちら今は無きフィリピン最初のショッピングモール ハリソンプラザの西隣のハリソン通りをハリソンプラザの南側の信号から南に向かって撮影した様子。


ジプニーが普段ならあり得ないほど多く路上駐車されています。
ローカルエリアとなり観光客はほとんど見かけることのないこの道路周辺は、普段はやはりローカルエリアとなるので多くの人と、その人々が利用するジプニーやトライシクルなどが頻繁に停車し乗降車する為、渋滞の発生するエリアでもあります。
それでも、ロックダウン開始後は閑散としていたのですが、今は多くの車両や禁止されているはずのトライシクルが走っています。
ロックダウン2週目までは見られなかった光景です。

下記が同じくハリソン通りにある中国のお寺である道教寺院 (Pa Ong Kong Chinese Temple)前を南に向かって撮影した様子。
こちらも1〜2週前では見なかったペティキャブが多く走っていました。
今週になって、道路に出ている人が増えたように感じます。
フィリピンローカルの知人の話を聞くと、その日暮らしの多いフィリピン人は仕事が止まると途端に食べるものがなくなる為、感染の恐怖はあるものの仕事をしてお金を稼ぐしかない。と言っていました。

先日、ドゥテルテ大統領がロックダウンに抵抗する者は射殺するようにフィリピン軍に命令を出したと会見で述べていました。(※その後、政府高官が実際に射殺すると言う意味ではなく、それほど厳しく外出禁止を徹底するとの意味だ。との声明を出したようです。)

ただ個人的な意見で言うと、感染拡大防止、早期収束を目指すならばある程度は厳しくした方がいいのかなとも思います。実際直近だけで見ると、2週間程度前には拮抗していた日本とフィリピンの新型コロナの感染者数が、現在の時点でフィリピンは日本に比べ感染拡大の抑え込みに成功しているように見えます。


パサイ市 ロハス通りサービスロード(Service Road, Roxas Blvd. Pasay City)
ネットワールドホテル前からロハス通り(Roxas Blvd.)とブエンディアアベニュー(Buendia Ave.)の交差点辺りを撮影した様子。
大通りのこの辺りは少しローカルエリアから少し離れる為か、ほとんど通行人がいません。
写真右側の高架はロハス通りですが、やはり通行車両は少ないながらも、徐々に増えている感じはあります。

こちらネットワールドホテル。

ネットワールドホテルは、ロックダウン措置に伴い一時閉鎖で営業を自粛しているようです。
この他、ほとんどのホテルが新規の予約受付を停止しており、最低限の従業員で運営継続をしたり、ホテルそのものを一時閉鎖する等の対応を取っています。

実際、ロックダウンで全ての公共交通機関の運行が禁止されている為、ホテルで働く従業員、また一般企業の従業員等も通勤ができなくなっています。

自主自宅隔離を守っている人たちも、食べ物の買い出しに行く必要があるのにもかかわらず、通常利用しているようなジプニーやトライシクルが禁止されている為、歩いて買い物に行くしかなく、片道数時間かけて買い物に行くとの声もあります。

このようなに生活に困窮したり、大変な不便を感じている人たちも多く、1日も早い新型コロナの収束、ロックダウンの解除が切望されています。

全世界での1日も早い新型コロナの収束を願います。

(SHIN)