セブ島情報

[ロックダウン延長 マニラ (GCQ) セブ市(ECQ) 7/15まで]フィリピン新型コロナウィルス感染症(COVID-19)最新情報

2020年07月02日 By: SHIN


メトロマニラの検疫措置いわゆるロックダウンが、またもや延長されました。

3月16日より始まったメトロマニラを含むルソン島全域への強化されたコミュニティ隔離(ECQ/ Enhanced Community Quarantine)が度重なる延長と変更を繰り返し、5/15 MECQ → 6/1 GCQへと変更となり前回の延長で6月30日までとされていたGCQ措置が7月15日まで延長されました。
メトロマニラでは7月15日にはロックダウンから4か月となります。

セブ州に関しては、セブ市がECGの延長、ラプラプ市とマンダウエ市がGCQの延長、タリサイ市がMECQからGCQへと変更にて、その他セブ州内がGCQで、それぞれ7/15までとなります。

また7/15直前に、それ以後のフィリピン全土の検疫措置とエリアがフィリピン政府から発表されます。

メトロマニラでは、前回お伝えしたとおり徐々に規制は緩くなっており、公共交通機関の運行はすでに一部は再開され、そしてレストランでの店内飲食も再開され、先日食料品の買い物に行ったときに、ロックダウン後初めて店内飲食でマクドナルドしました。

マクドナルド入店の際には、体温測定とアルコール消毒、そして感染者が出た場合の濃厚接触の可能性から、咳や熱など10項目程度の症状の有無・住所・氏名・電話番号などの記入をしての入店。なかなか厳重です。

店内もソーシャルディスタンシングが守られており、いままでギュウギュウに詰めて座っていた席がそれそれ2メートル以上の距離と、対面する場合はアクリルカバーが設置されて、とコロナ対策は万全です。

注文をするときもこの通り、列を作る時には2m以上離れて待つ(カップルはいいんでしょうか笑)。レジの係員との間にはアクリルカバー、お金の受け渡しはカゴを経由して、食品は手渡しはせず店員さんがテーブルに置いた後に番号を呼ばれて受け取りに行く。
こういう徹底ぶりは、フィリピンはさすがです。

フィリピンてこういう時は、政府も徹底的にルールを規制し、お店側はそれを当たり前に受け入れて従い、そこに入店する人も、どんなに不便になろうとも、文句を言わず従います。
もちろん、ルールを破る人やお店も出てきますが、その場合は逮捕という厳格な措置も待っています。

そういった逮捕という措置のせいももちろんありますが、それ以前に多くのフィリピン人は争いごとを好まず、ルールには従う気質があります。(と、私は感じています)

街の様子

ロックダウン中は緩和が進んでいるとはいっても、基本的には自宅から外出禁止が原則で、今回の私のように食料品や生活必需品の買い出し、ロックダウン中でも許可のある仕事に通う場合など以外の外出は認められていません。また、異なるエリアへの移動には複数の許可証が必要となり、私の場合には住居のあるパサイ市を中心に移動しています。もちろん許可証とフィリピン政府発行の身分証明は常に持ち歩いています。
しかし、必要な証明証や許可証を持っていなかったり、ルールを無視したり違反した場合には逮捕となり、外国人は強制国外退去処分となっております。私は余計なトラブルに巻き込まれない為にも、住居地から大きく離れた場所へは移動していません。
メトロマニラから出入りする場合も、トラベルパスという許可証が、移動元エリアと移動先エリアの両方で必要になります。この許可証は双方の許可が必要ということもあり、取得まで数日から場所によっては、数週間かかる場合もあるようです。とても面倒なので私はメトロマニラからは出ていません。

こちら以前からも写真を撮っている場所となるEDSA Extension。このまま真っ直ぐ進めば、マカティ・BGC周辺、マンダルーヨン市からケソン市の方へ抜けていきます。この写真後方にはモールオブアジアがあります。右手の中ほどに見えるのが老舗ヘリテージホテル、その手前がダブルドラゴンプラザビルです。

車両はロックダウン前の四六時中渋滞には及びませんが、ロックダウンの規制が緩和されるたびにその数は増えてきてます。
今では、朝夕には渋滞すら発生しており、政府としても、さらなる公共交通機関の運行や増便などを検討しています。

7月には日本フィリピン間の航空便もさらに増便されることになっています。
またフィリピン政府は、観光客の入国開始を検討し始めています。
徐々にですが新型コロナとの共存のための措置が進んでいます。

早く他国間の往来が再開されることを願います。

 

以下、在フィリピン日本国大使館からの情報です。

【感染症情報】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その49:コミュニティ隔離措置の変更等)

【ポイント】
●6月30日,フィリピン政府は,7月1日から15日までのフィリピン各地におけるコミュニティ隔離措置を変更することを発表しました。

●セブ市は,強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)に置かれており,フィリピン当局は,セブ市の保健システムがひっ迫しているとの見方を示しています。

【本文】
1 6月30日,フィリピン政府は,7月1日から15日までのフィリピン各地におけるコミュニティ隔離措置を次のとおり変更することを発表しました。

(1)強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)を課す地域
セブ市

(2)一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)を課す地域
・マニラ首都圏全域
・コルディリェラ地域のベンゲット州
・カラバルソン地域(地域4A)のカビテ州,リザール州
・中部ビサヤ地域(地域7)のマンダウエ市,ラプラプ市,タリサイ市,ミングラニラ町,コンソラシオン町
・東ビサヤ地域(地域8)のレイテ州,南レイテ州,オルモック州,

(3)修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)を課す地域
・コルディリェラ地域
アブラ州,バギオ市,イフガオ州,カリンガ州
・イコロス地域(地域1)
北イロコス州,ラウニオン州,パンガシナン州
・カガヤン・バレー地域 (地域2)
カガヤン州,イサベラ州
・中部ルソン地域(地域3)
バタアン州,ブラカン州,ヌエヴァ・エシハ州,パンパンガ州,アンヘレス市
・カラバルソン地域(地域4A)
バタンガス州,ラグナ州,ケゾン州,ルセナ市
・ミマロパ地域(地域4B)
パラワン州,プエルト・プリンセサ市
・ビコール地域(地域5)
アルバイ州,北カマリネス州,南カマリネス州,ナガ市
・西ビサヤ地域(地域6)
カピス州,イロイロ州,イロイロ市,西ネグロス州,バコロド市
・中部ビサヤ地域(地域7)
セブ州(除く:GCQ指定市・町),ボホール州,東ネグロス州
・東ビサヤ地区(地域8)
タクロバーン市,西サマール州
・サンボアンガ半島地域(地域9)
サンボアンガ市,南サンボアンガ州
・北ミンダナオ地域(地域10)
ブキノドン州,西ミサミス州,東ミサミス州,カガヤン・デ・オロ市
・ダバオ地域(地域11)
北ダバオ州,南ダバオ州,ダバオ・デ・オロ州,ダバオ市
・ソクサージェン地域(地域12)
コタバト州,南コタバト州
・カラガ地域(地域13)
北アグサン州,ブトゥアン市
・バンサモロ暫定自治地域
南ラナオ州,マギンダナオ州

(4)低リスクのMGCQ
上記(1)から(3)まで以外の全地域

2 コミュニティ隔離措置のレベルに応じた具体的措置内容については,現時点で判明していない部分もありますが,下記リンク先の「フィリピンにおけるコミュニティ隔離措置に関するオムニバス・ガイドライン」や分野別のガイドライン,その他今後の発表等を参照してください。

3 特定のコミュニティ隔離措置のレベルに指定された地域であっても,市やバランガイの単位でより厳しい隔離措置が課される場合もあります。滞在されている地域の地方行政機関の発表にも十分に注意し,それぞれの地域の条例,指示等に従って,トラブルを避けるように努めてください。

4 セブ市は,強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)に置かれており,フィリピン当局は,セブ市の保健システムがひっ迫しているとの見方を示しています。セブ市及びその周辺に滞在中の在留邦人,短期渡航者の皆様におかれては,体調管理と感染予防に万全を期し,滞在地の外出制限措置を遵守するとともに,外出する際にはこれまで以上に注意して行動してください。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方におかれては,新型コロナウイルスに感染した場合,重症化するリスクが高いことを踏まえ,安全確保について十分な検討を行ってください。

5 その他の地域においても,在留邦人及び短期渡航者の皆様におかれては,感染予防に万全を期すとともに,コミュニティ隔離措置,感染状況,医療事情,航空便,入国に係る規制(検査・検疫措置を含む。)等に関する最新情報に引き続き注意してください。

6 なお,ニノイ・アキノ国際空港発着便を中心に,フィリピン国内線の運航が一部再開されていますが,混乱も見られます。ご利用の際は,各航空会社のウェブ・サイト等から最新の情報の入手に努めてください。

●大統領府及び新興感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF)
(フィリピン政府新型コロナウイルス感染対策ウェブ・サイト)
https://www.covid19.gov.ph/issuances/

(6月30日大統領等会見)
https://pcoo.gov.ph/presidential-speech/talk-to-the-people-of-president-rodrigo-roa-duterte-on-coronavirus-disease-2019-covid-19-12/

(6月25日改訂「フィリピンにおけるコミュニティ隔離措置に関するオムニバス・ガイドライン」)
https://www.officialgazette.gov.ph/downloads/2020/06jun/20200625-omnibus-guidelines-on-the-implementation-of-community-quarantine-in-the-philippines.pdf

●フィリピン運輸省
(陸上交通に関するガイドライン)
http://dotr.gov.ph/55-dotrnews/1558-read-as-various-areas-in-the-country-prepares-to-shift-from-modified-enhanced-community-quarantine-mecq-to-general-community-quarantine-gcq-the-new-normal.html

●フィリピン保健省
(フィリピン入国の際の検査・検疫措置に関する5月1日付けメモランダム(在大阪フィリピン海外労働事務所のウェブ・サイトに掲載されているもの))
https://poloosaka.dole.gov.ph/news/doh-department-memorandum-no-2020-0200/
(職場復帰に係る暫定ガイドライン)
https://www.doh.gov.ph/sites/default/files/health-update/dm2020-0220.pdf
(セブ市への医師の派遣に関する6月29日付けアドバイザリー)
https://www.doh.gov.ph/sites/default/files/health-update/ADVISORY_%20DTTB-Deployment-to-Cebu.pdf
(保健省ホットライン)
・マニラ首都圏在住者専用医療相談ホットライン:(02) 8424-1724 又は (02) 7798-8000
・新型コロナウイルス感染症ホットライン:(02)8942-6843 又は 1555(注:後者は4 桁のみでつながります。)

●フィリピン貿易産業省及びフィリピン労働雇用省
(職場におけるCOVID-19の予防と管理に係る暫定ガイドライン)
https://dtiwebfiles.s3-ap-southeast-1.amazonaws.com/COVID19Resources/Issuances+from+other+agencies/010520_DTI_DOLE_Guidelines_Workplace_Prevention_Control_COVID19.pdf

●フィリピン貿易産業省
(ビジネス継続計画ガイド)
http://www.bps.dti.gov.ph/index.php/press-releases/24-2020/219-dti-bps-releases-business-continuity-guide

●フィリピン教育省
(5月28日付け2020-2021年のフィリピン公立学校の進学登録手続きに関するガイドライン)
https://www.deped.gov.ph/2020/05/28/do-008-s-2020/

●フィリピン観光省
(観光省地域オフィス連絡先) http://www.tourism.gov.ph/regional_offices.aspx
(注:国際空港へのアクセスが困難な外国人へのフィリピン政府による支援については,在フィリピン日本大使館ホームページ【3/20付 領事班からのお知らせ】https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00050.htmlも参考にしてください。)
(観光省フェイスブック)
https://www.facebook.com/DepartmentOfTourism/
(注:営業中のホテル等についての情報も掲載されています。)

●フィリピン入国管理局
https://www.facebook.com/officialbureauofimmigration/
http://immigration.gov.ph/
(5月29日付けプレス・リリース:一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)下のニノイ・アキノ国際空港における渡航の制限)
http://immigration.gov.ph/images/News/2020_Yr/05_May/2020May29_Press.pdf
(5月29日付けアドバイザリー:オンライン予約制の導入)
http://www.immigration.gov.ph/images/Advisory/2020/05_May/2020May29_advisory.pdf

●フィリピン国内移動プロトコール・フローチャート
(マニラ国際空港庁(MIAA)ウェブ・サイト)
(州等の内部移動に関するプロトコール・フローチャート)
https://www.facebook.com/MIAAGovPh/photos/pcb.1650606908438413/1650605995105171/?type=3&theater
(州等をまたぐ移動に関するプロトコール・フローチャート)
https://www.facebook.com/MIAAGovPh/photos/pcb.1650606908438413/1650606015105169/?type=3&theater

●フィリピン航空
https://www.philippineairlines.com/ja-jp/jp/home

●セブ・パシフィック
https://www.cebupacificair.com/ja-jp

●エア・アジア
https://www.airasia.com/ja/jp

●日本国厚生労働省
(新型コロナウイルス感染症関係)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

(問い合わせ窓口)
○在フィリピン日本国大使館
住所:2627 Roxas Boulevard, Pasay City,Metro Manila
電話:(市外局番02)8551-5710
(邦人援護ホットライン)(市外局番02)8551-5786
FAX:(市外局番02)8551-5785
ホームページ: http://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在ダバオ日本国総領事館
住所:4th Floor, B.I. Zone Building, J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City 8000
電話:(市外局番082)221-3100
FAX:(市外局番082)221-2176
ホームページ:https://www.davao.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在セブ領事事務所
住所:7th floor,Keppel Center,Samar Loop cor. Cardinal Rosales Ave.,Cebu Business Park,Cebu City
電話:(市外局番032)231-7321
FAX:(市外局番032)231-6843

 

(SHIN)