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[ロックダウン措置延長 セブ(MGCQ) マニラ (GCQ) 12/31まで]フィリピン新型コロナウィルス感染症(COVID-19)最新情報

2020年12月01日 By: SHIN


11月30日、フィリピン政府より12月1日より12月31日までの検疫措置について発表がありました。

発表内容では、メトロマニラ、並びにバタンガス、イロイロ市、タクロバン市、イリガン市、ダバオ市、及び、南ラナオ州はGCQとなります。
セブ市・ラプラプ市(マクタン島)などその他地域はMGCQとなります。

本措置は12/31までの1ヶ月間となります。

以下、11/30フィリピン政府発表の検疫レベルと地域となります。

【一般的なコミュニティ検疫(GCQ)】
・メトロマニラ全域(NCR)
・カラバルソン地域(地域4A)のバタンガス州
・西ビサヤ地域(地域6)イロイロ市
・東ビサヤ地域(地域8)タクロバン市
・ダバオ地域(地域11)ダバオ市
・ソクサージェン地域(地域12)イリガン市
・バンサモロ自治地域(BARMM)南ラナオ州

【変更された一般的なコミュニティ検疫(MGCQ)】
・ECQ、MECQ、GCQ以外の全地域

本検疫期間: 2020年12月1日から12月31日

 

■概要

2020年11月30日、ドゥテルテ大統領は「新興感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF-EID)」の勧告を承認し、マニラ首都圏、及びその他6つの地域での一般的なコミュニティ検疫(GCQ)と措置となりました。GCQ対象の地域はメトロマニラ、並びにバタンガス、イロイロ市、タクロバン市、イリガン市、ダバオ市、及び、南ラナオ州となります。
マニラ首都圏の市長会議では以前より、12月のホリデーシーズン(クリスマス)中に新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、大都市圏でのGCQ措置を維持することを要望していました。

フィリピンでは、11月30日(月)の時点で429,864のCOVID-19症例が報告されています。
合計8,378人が死亡し、回復者は398,624人となっています。

■企業活動・公共交通機関等

ECQ, MECG下では、公共交通機関の運行は停止されます。必要不可欠な業種以外の企業活動は禁止されます。
GCQ, MGCQ下では、必要不可欠な業種以外にも許可業種は広がりますが、営業許可企業でも人数制限や業務制限があります。バス・バン・タクシー・グラブ・トライシクル等も人数制限のもと運行が認められています。一部地域ではジプニーの運行が許可されています。

■フィリピン入国・国内移動・航空機に関して

・国際線に関しては、ANA・JAL・PAL等が日本フィリピン間直行便を運航しておりますが、現在も旅行者用ビザの発給が一時停止されているため、一部ビジネス関係者以外の外国人のフィリピン入国は制限されています。
・フィリピン人配偶者を持つ外国人、その子供が持つビザでの入国は認められています。日本国内で事前の申請や許可などが必要との情報があります。
・一部報道等にもあるように一部長期ビザでの入国を許可されることが検討されています。※11月19日一部ビジネス関係者等のビザ発給が再開されました。
・11/1 再開されたビザは以下のとおり (11/19に対象拡大)
(1) 改正コモンウェルス法No.613の9条d項、大統領令 No.226(改正Omnibus Investments Code)または共和国法No.8756に従って入国管理局によって発行されたビザの所有者
(2) 司法省によって発行された47(a)(2)ビザの所有者
(3) アウロラ太平洋経済特区自由港庁、スービック湾都市庁、バターン自由港地域庁、カガヤン経済特区庁、クラーク開発公社によって発行されたビザの所有者
・フィリピン国内移動の場合には、事前に現地警察署発行のトラベルパスの携行を求められる場合があります。
・空港施設内ではフェイスマスク並びにフェイスシールド両方の着用が義務付けられています。

■フェイスマスク着用

外出時のマスク着用が義務付けられています。フェイスマスク等の着用をしていない場合には逮捕/罰金対象となります。

■フェイスシールド着用

公共交通機関・公共施設・ショッピングモール等の利用時にはマスク着用義務に加え、フェイスシールドの着用が義務付けれられました。空海陸上公共交通機関利用時に加え空港施設などでもフェイスシールド着用を義務付けられる場合があります。着用していない場合には逮捕/罰金対象となります。

※エリアにより自宅以外でのフェイスマスクとフェイスシールド両方の完全着用義務など個別に強化されている場合があります。

■トータルロックダウン(ハードロックダウン)

新規感染者が局地的に増加した場合、バランガイ(最小自治体)単位やその他個別単位でのトータルロックダウンの実施がなされます。トータルロックダウンでは、医師や警察などエッセンシャルワーカーを除き、基本どんな理由であろうとも誰一人自宅からの外出は許可されません。

■フィリピンのロックダウン措置 (上から厳しい順)

1) 強化されたコミュニティ検疫(ECQ)
2) 変更された強化コミュニティ検疫(MECQ)
3) 一般的なコミュニティ検疫(GCQ)
4) 変更された一般的なコミュニティ検疫(MGCQ)
5) ニューノーマル
※例外的に上記よりも厳しいのがトータルロックダウンとなります。