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フィリピンの素晴らしいダイビングスポット10選 その(1) トゥバタハ岩礁海中公園 パラワン

2021年05月25日 By: SHIN


フィリピンで最も素晴らしいダイビングスポットベスト10

フィリピンの豊かな海洋生物と生態系を体験してください。
フィリピンの最高のダイビングスポットと、そこで見ることができるユニークな海洋生物や観光スポットをご紹介します。

フィリピンには、7,641を超える見事な島々とさらに美しいビーチがあり、特にボラカイやパラワンなど世界で最高とされ、セブやシャルガオなどは世界ランキング上位の常連です。
またフィリピンでのダイビングは、殿様ダイブやお姫様ダイブなどと呼ばれ、至れり尽くせりなことも魅力の一つです。

しかし、フィリピンには、その楽園のような島々やビーチの海の下に、さらに多くのものがあります。
本当の魅力はその海の下にある美しさです。

フィリピンは、WWF(世界自然保護基金)が定める太平洋の海域であるコーラルトライアングル(The Coral Triangle)の一部であり、海洋の生物多様性が豊富なため、アマゾンオブザシー(the Amazon of the Sea)とされています。
WWF Website ⇒ https://wwf.panda.org/knowledge_hub/where_we_work/coraltriangle/coraltrianglefacts/

フィリピンでのダイビングでは、セブでオナガザメと一緒に泳いだり、パラワンで第二次世界大戦の難破船やジュゴンを探索したり、プエルトプリンセサでユネスコの世界遺産を発見したりするなど、素晴らしい光景や体験を楽しめます。

 

 

1. トゥバタハ岩礁海中公園 パラワン / Tubbataha Reefs Natural Park, Palawan

パラワン島のプエルトプリンセサの南西部には、コーラルトライアングルの中心部が位置するフィリピンの宝石であるトゥバタハ岩礁海中公園があります。
「Tubbataha / トゥバタハ」という言葉は「干潮時に露出する長いサンゴ礁」を意味するサマールの言葉です。

トゥバタハでのダイビングでは、北環礁と南環礁と呼ばれる2つの巨大なサンゴ環礁に加えて、北環礁の北東にあるJessie Beazley Reef(ジェシービーズリーリーフ)と呼ばれる小さな珊瑚礁も探索できます。これらのサンゴ礁は孤立しており、人間の搾取からの最善の保護になっています。

School of barracudas

トゥバタハは、フィリピンで最初の国立海洋公園で、ユネスコの世界遺産に登録されているフィリピン最大の海洋保護区の1つであり、国際的に重要な湿地のラムサール条約湿地リストにも含まれています。過去数十年にわたって献身的な保護活動家、科学者、スキューバダイバーなどの助けを借りて順調に自然を保護してきました。

ダイビングでは、ほとんどのダイビングライブアボードオペレーションは、プエルトプリンセサの埠頭から夕方までに出航し、日の出までにトゥバタハに到着します。

 

世界の半分である360種のサンゴと23種類の既知のサメとエイを見ることができます。

Whale shark

世界の半分である360種のサンゴと23種類の既知のサメとエイを見ることができます。

その中には、ジンベエザメ(Whale sharks)、ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ/Hammerhead shark)、イタチザメ(Tiger shark)、ヨゴレザメ(whitetip sharks)、ツマジロ(Silvertip shark)、カマストガリザメ(Blacktip shark)、コモリザメ(Nurse shark)、マンタ(オニイトマキエイ / Manta rays)、ヒメイトマキエイ(Devil rays)、トビエイ(Eagle rays)などが含まれます。

トゥバタハリーフの600種の魚と13種のイルカやクジラにも出会うことができます。
また100種の鳥が生息するこの地域には、2つの島しかなく、東南アジアの海鳥の安全な繁殖生息地として知られています。

 

トゥバタハでは、ゲストが従うべき厳格なルールがあります。

Tubbataha Shark
  • トゥバタハ管理事務所からの許可がない限りトゥバタハに行くことはできません。
  • ドローンを使用することもできません。
  • ダイビング中は、手袋、リーフフック、ポインティングロッドなどの使用は禁止されています。
  • 海洋生物の追跡、収集、餌付け、汚染、ポイ捨て、釣りは禁止されています。

 

トゥバタハへ行くには?

Tubbataha Reefs Natural Park

すべてのライブアボードは、4月中旬から7月中旬までの波が緩やかな時期に毎週トゥバタハへの便があります。
これらの月以外ではトゥバタハへのダイビングツアーはありません。

また一度そこに着くと電話の電波は届かなくなるので注意してください。
※一部のライブアボードは、衛星電話のみを介して通信にアクセスできます。

 

いかがでしょうか。

そもそもフィリピンはダイビング天国と言われています。
一年中温暖な気候、海流にも恵まれ、豊富に育ったサンゴ礁群やそれらが好影響を与えている海洋生物たち。

殿様ダイブやお姫様ダイブと呼ばれ、至れり尽くせりのダイビングが楽しめます。
しかし、フィリピンダイビングの本当の魅力はどこの海で潜っても素晴らしい景色が待っていることです。

今回はフィリピン最大の海洋自然保護区のトゥバタハ岩礁海中公園をご紹介しました。

SHIN

 

Image&video source : https://philippines.travel/https://commons.wikimedia.org