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フィリピンの素晴らしいダイビングスポット10選 その(10) ヤパック ボラカイ

2021年07月27日 By: SHIN


フィリピンで最も素晴らしいダイビングスポットベスト10

フィリピンの豊かな海洋生物と生態系を体験してください。
フィリピンの最高のダイビングスポットと、そこで見ることができるユニークな海洋生物や観光スポットをご紹介します。

フィリピンには、7,641を超える見事な島々とさらに美しいビーチがあり、特にボラカイやパラワンなど世界で最高とされ、セブやシャルガオなどは世界ランキング上位の常連です。
またフィリピンでのダイビングは、殿様ダイブやお姫様ダイブなどと呼ばれ、至れり尽くせりなことも魅力の一つです。

しかし、フィリピンには、その楽園のような島々やビーチの海の下に、さらに多くのものがあります。
本当の魅力はその海の下にある美しさです。

フィリピンは、WWF(世界自然保護基金)が定める太平洋の海域であるコーラルトライアングル(The Coral Triangle)の一部であり、海洋の生物多様性が豊富なため、アマゾンオブザシー(the Amazon of the Sea)とされています。
WWF Website ⇒ https://wwf.panda.org/knowledge_hub/where_we_work/coraltriangle/coraltrianglefacts/

フィリピンでのダイビングでは、セブでオナガザメと一緒に泳いだり、パラワンで第二次世界大戦の難破船やジュゴンを探索したり、プエルトプリンセサでユネスコの世界遺産を発見したりするなど、素晴らしい光景や体験を楽しめます。

 

 

10.ヤパック ボラカイ / Yapak, Boracay

世界最高のビーチでのダイビング

世界最高のビーチとしても有名なボラカイ島。
ボラカイ島のダイビングで大物の群れを見たいなら、まずはヤパックでしょう。

 

ヤパック2

One of Gorgonian sea fans

ヤパックはボラカイ島で最も有名で、実際には4つの異なるスポットで構成されています。

ヤパックダイビングサイトは、ボラカイからそこに行くのにボートで約15分ほどでます。中でもヤパック2が最も人気があると言われており、巨大なウミトサカ(Gorgonian sea fans)と溢れる海洋生物がいる美しい珊瑚を特徴とする2つの深い壁で構成されています。
2つの壁は30mから60mの深さとなります。その深さと強い流れがあるので、経験豊富な中級以上のダイバーのみが潜れます。

Image of Moorish idols

ポイントに着くと、青と赤の歯のあるモンガラカワハギ(Blue triggerfish)、ツノダシ(Moorish idols)、ユニコーンフィッシュ(ツマリテングハギ/ Unicorn fish)に迎えられます。

壁自体には、ハードコーラルとソフトコーラルの中で、色とりどりのウミウシ(裸鰓類/Nudibranches)が巨大なウミトサカの間を這い回っていて、海藻に擬態した魚たちが流れにそって揺れているのが見えます。

 

マンタやハンマーヘッド、ウミガメにも会える

Image of Hammerhead sharks

また、ヤパックを特別なものにしているのは、ヨゴレザメ(whitetip sharks)、イソマグロ(Dogtooth tuna)、ロウニンアジ(Giant trevally)などの大きな群れ、そして時折バラクーダ(カマス/Barracudas)が口を開けてあなたを見つめ、中の脅迫的で鋭い歯を見せていることです。それは彼らの壁を守っている捕食者の強力なチームであり、それは体験する価値のある光景です。

Image of Manta Ray

また、オグロメジロザメ(Grey reef sharks)がその地域を回遊しており、ヨゴレザメ(whitetip sharks)が休んでいるのを見ることができます。
他にはトビエイ(Eagle rays)、ハタ(Groupers)、ウミガメ(Turtle)、また運が良ければ、ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ/)やマンタ(オニイトマキエイ / Manta rays)を見ることもできます。

 

ダイビングポイント

バリンハイ

10mからのドロップオフとなっていて、砂地はマクロ天国。マクロ派ダイバーを満足させるポイントです。

 

クロコダイル

Image of Frogfish

このポイントでボラカイのダイビングの虜になる人が続出。入り組んだ地形と速い潮の流れが毎回変化を生む、何度潜っても飽きないイチ押しポイントです。

周辺の海洋生物:
カエルアンコウ、オイランヨウジ、イシヨウジ、カンムリニセスズメ、オランウータンクラブ、アキアナゴ、ケラマハナダイ、アカククリ、ウミウシなど

 

カミアII(沈没船ポイント)

Image of Lined dartfish

2000年クリスマスに沈められた沈船のポイント。船内および周辺に生息する魚影の濃さはピカイチです。

周辺の海洋生物:
スジクロユリハゼ、ニシキフウライウオ、ツバメウオ、ウメイロ、リングアイジョーフィッシュ、ホタテツノハゼ、イエローダッシュフュージュラー、ウミウシなど

 

プンタブンガ(中級者以上)

One of Nudibranch

大物もマクロも楽しめる奥の深いポイント。ピグミーシーホースがホストするヤギが多く、オレンジ・黄色の個体も確認されています。ウミウシやハナダイ、ベラの種類も豊富!

周辺の海洋生物:
ルソンハナダイ、ゴシキイトヒキベラ、フチドリハナダイ、オグロベラ、クダゴンベ、オキナワサンゴアマダイなど

 

TRI BIRD (中級者以上)

2012年3月に新しくできたレック飛行機ポイントです。カティクランからボラカイに運んだロシアの飛行機が沈んでいます。
沈めてからの日数が浅いので、まだ魚の種類は少ないですが、これからの期待が大きいポイントです。
深度は28mと深めですが、簡単なポイントです。

 

フライデーズロック

水深18mから10mまでそそり立つ岩が特徴的。チョウチョウウオ・ヤッコ類が非常に多いポイントです。赤いトウアカクマノミが見られます。

周辺の海洋生物:
ミゾレチョウチョウウオ、サザナミトサカハギ、タテジマヤッコ、メラネシアンアンティティス、パープルビューティー、バラフエダイなど

 

ロブスターロック

One of Nudibranch

ゆっくりと海洋生物を観察できるカメラ派ダイバー向けのポイント。ゴールドスペックジョーフィッシュ、ニチリンダテハゼなどが観察できます。

周辺の海洋生物:
ジョーフィッシュ、ニチリンダテハゼ、ウミウシ、キャンディーケーンドワーフゴビー、ハナヒゲウツボなど

 

アンゴール

Image of Amemone

ボラカイホワイトビーチからも近く、比較的浅いポイントのため3本目に潜る機会が多いです。
オープンウォーターやアドバンスなど、各種講習の海洋実習ダイビングでも潜ります。

周辺の海洋生物:
ハナヒゲウツボ、クマノミ、オヤビッチャ、アカネハナゴイ、レモンスズメダイ、デバスズメダイなど

 

オン・ザ・サンド

「砂の上に・・・」 ここのポイントでしか見ることの出来ない、又は、普段あまりみることのない、海洋生物達が多く棲息している、アイランドスタッフのオリジナルポイント。
但し、雨季限定(6月~11月くらいまで)で、雨季も面白いと言えることができるポイント。

テイラーズガーデンイール、リュウグウベラギンポ、イッポンテグリ幼魚、ハナイカ、オオウミウマ、ササハゼ、カニハゼなど

 

ボラカイ島のおすすめダイブショップ

ボラカイ島のその他多くのダイビングポイントがあります。
初心者にも安心な日本人スタッフ常駐ショップ:ダイブショップ アイランドスタッフ http://diveshop-islandstaff.jp/

 

SHIN

 

Image source : http://diveshop-islandstaff.jp/https://commons.wikimedia.org
Image&video source : https://philippines.travel/