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フィリピンの素晴らしいダイビングスポット10選 その(6) マラパクスア島 セブ

2021年06月29日 By: SHIN


フィリピンで最も素晴らしいダイビングスポットベスト10

フィリピンの豊かな海洋生物と生態系を体験してください。
フィリピンの最高のダイビングスポットと、そこで見ることができるユニークな海洋生物や観光スポットをご紹介します。

フィリピンには、7,641を超える見事な島々とさらに美しいビーチがあり、特にボラカイやパラワンなど世界で最高とされ、セブやシャルガオなどは世界ランキング上位の常連です。
またフィリピンでのダイビングは、殿様ダイブやお姫様ダイブなどと呼ばれ、至れり尽くせりなことも魅力の一つです。

しかし、フィリピンには、その楽園のような島々やビーチの海の下に、さらに多くのものがあります。
本当の魅力はその海の下にある美しさです。

フィリピンは、WWF(世界自然保護基金)が定める太平洋の海域であるコーラルトライアングル(The Coral Triangle)の一部であり、海洋の生物多様性が豊富なため、アマゾンオブザシー(the Amazon of the Sea)とされています。
WWF Website ⇒ https://wwf.panda.org/knowledge_hub/where_we_work/coraltriangle/coraltrianglefacts/

フィリピンでのダイビングでは、セブでオナガザメと一緒に泳いだり、パラワンで第二次世界大戦の難破船やジュゴンを探索したり、プエルトプリンセサでユネスコの世界遺産を発見したりするなど、素晴らしい光景や体験を楽しめます。

 

 

 
 

 

 

6. マラパクスア島 セブ / Malapascua, Cebu

 

希少なオナガザメThresher sharks

Thresher sharks

セブでのマラパスクアダイビングは、Thresher sharks(オナガザメ)が最も有名です。
オナガザメは通常、深海のサメであり、ほとんどの時間を深海で過ごします。
しかし、マラパスクア島では、レクリエーションダイビングの深さでほぼ確実に出会うことができると言われています。

 
Giant Moray Eel getting cleaned

マラパスクア島の南東側には、モナドショール(Monad Shoal)と呼ばれる沈んだ台地があり、そこにはきれいなベラ(Wrasses)がたくさんいます。

これらの魚は、オナガザメに寄生した寄生虫や死んだ組織を体から取り除くことができます。
これが、これがオナガザメがここにいる要因だと言われている最大の理由の1つです。

オナガザメを見れる可能性が最も高いのは夜明け頃です。
そのため、日の出前、通常は午前4時30分頃にボートに乗るのが通例です。
太陽が昇り始めると、モナドショール周辺へさまざまな方向から他のボートがやってきます。

 

 

 

マラパクスア島でのルール

Anemone fish

この特別なダイビングについて守らなければならない重要なことがあります。

  • 写真撮影またはビデオ撮影のためのストロボおよびビデオライトの使用は許可されていません。
    光がサメの目を傷つける可能性については証明されていませんが、光がサメを怖がらせる可能性があります。
  • 水中に長く滞在すればするほど、それらを見るチャンスが増えます。
    そのためナイトロックス(Nitrox)の認定を受けている場合は、Nitroxの使用を強くお勧めします。
  • 身体を洗浄するベラの群れが集中している水中の洗浄エリアの周りには、境界にロープが張られています。
    これらの境界の外側で、ひざまずく、低くホバリングする、またはフィンピボット(Fin pivot)を行います。すべてのボートの各ダイビングガイドは、これらの規則が十分に遵守されていることを確認するために、水中のすべてのゲストを監視します。
  • 有名なオナガザメの他にも、マンタ(オニイトマキエイ / Mantas)やヒメイトマキエイ(Devil rays)、オグロメジロザメ(Grey reef sharks)、ヨゴレザメ(whitetip sharks)なども目撃されています。これらは、ベラの洗浄を目的に来ていると考えられています。
 

 

 

ガト島 / Gato Island

Pyjama Chromodoris Nudibranch

マラパスクア島の北西部には、魅惑的なガト島があり、ウミヘビ(Sea snake)と熱帯魚の保護区があります。

島の南西側に深さ約12メートル、横幅約20〜25メートルの巨大な洞窟があります。
真ん中に外からの光が差し込まない部分があるので、このダイビングにはトーチが必要です。
運が良ければ、出口のそばにヨゴレザメを見ることができます。

 
Red Nudibranch

島の周りには、エラブウミヘビ(Sea kraits)、タツノオトシゴ(Sea horses)、ウミウシ(Nudibranchs)、コウイカ(Cuttlefish)、シャコ(Mantis shrimps)、カエルアンコウ(Frogfish)、カニ類(Crabs)、イカ類(Squids)、テンジクダイ(Cardinalfishes)、などの海洋生物とさまざまなソフトコーラルが健康に育った岩石層があります。

またダイビングのほかにも、多くのレストランやショップがあるバウンティビーチ(Bounty Beach)に沿って散歩するのも楽しいでしょう。
ロゴンビーチ(Logon Beach)では、最高の夕日を楽しむことができるでしょう。

 
 

 

いかがでしょうか。
そもそもフィリピンはダイビング天国と言われています。
一年中温暖な気候、海流にも恵まれ、豊富に育ったサンゴ礁群やそれらが好影響を与えている海洋生物たち。

フィリピンのどこの海で潜っても素晴らしい景色が待っています。
その中でも特に素晴らしいと言われている独特な環境や生態系を持つダイビングスポットを集めてみました。

深海魚のオナガザメは、本来海中深くに住んでいます。
しかし、マラパクスア島の特殊な環境と掃除をしてくれるベラの存在などが重なり、オナガザメを見ることができる希少なエリアの一つとなりました。

ダイビングエリアとしてのセブでは、モアルボアル、オスロブ、ボホール、ドゥマゲテなど数多くあり、ダイビング旅行をしてみるのも面白いでしょう。

 

SHIN

 

Image&video source : https://philippines.travel/https://commons.wikimedia.org