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フィリピンの素晴らしいダイビングスポット10選 その(7) アニラオ バタンガス

2021年07月06日 By: SHIN


フィリピンで最も素晴らしいダイビングスポットベスト10

フィリピンの豊かな海洋生物と生態系を体験してください。
フィリピンの最高のダイビングスポットと、そこで見ることができるユニークな海洋生物や観光スポットをご紹介します。

フィリピンには、7,641を超える見事な島々とさらに美しいビーチがあり、特にボラカイやパラワンなど世界で最高とされ、セブやシャルガオなどは世界ランキング上位の常連です。
またフィリピンでのダイビングは、殿様ダイブやお姫様ダイブなどと呼ばれ、至れり尽くせりなことも魅力の一つです。

しかし、フィリピンには、その楽園のような島々やビーチの海の下に、さらに多くのものがあります。
本当の魅力はその海の下にある美しさです。

フィリピンは、WWF(世界自然保護基金)が定める太平洋の海域であるコーラルトライアングル(The Coral Triangle)の一部であり、海洋の生物多様性が豊富なため、アマゾンオブザシー(the Amazon of the Sea)とされています。
WWF Website ⇒ https://wwf.panda.org/knowledge_hub/where_we_work/coraltriangle/coraltrianglefacts/

フィリピンでのダイビングでは、セブでオナガザメと一緒に泳いだり、パラワンで第二次世界大戦の難破船やジュゴンを探索したり、プエルトプリンセサでユネスコの世界遺産を発見したりするなど、素晴らしい光景や体験を楽しめます。

 

 

7. アニラオ バタンガス / Anilao, Batangas

 

フィリピンダイビングの発祥地 / 世界中から集まるマクロダイバー

Chromodoris lochi

フィリピンで最高のマクロ天国として知られるバタンガスのアニラオでのダイビングは、マニラ首都圏から最も近い海洋生物の楽園です。

ルソン島内でマニラの南側に位置し、カランパン半島の南端、対岸にはマリバカン島 (Maribacan Island)があります。
マニラからアニラオのダイビングスポットへ行くには、車で約2.5〜3時間ほどかかります。

ダイビングの地域としてアニラオは、バタンガス州の地方自治体マビニにある2つのバランガイ(アニラオプロパーとアニラオイースト)を表しています。

Crab

アニラオは過去に港があった場所であり、40年前にスキューバダイビングができる唯一の場所であったため、マビニ(Mabini)、ティンロイ(Tingloy)、バウアン(Bauan)にあるすべてのダイビングサイトを表す有名な言葉となりました。

非常に巨大な入り江が特徴で、誰でも遊べるダイビングサイトが、ほぼ60カ所 (48カ所は有名です) あります。
海岸線にはさまざまなリゾートがあり、リラックスして過ごしたり、ダイビング旅行の拠点にすることができます。

 

アニラオでのダイビングの楽しみ方

Sea Spider (Endeis flaccida)

アニラオでのダイビングでの主な3つのことは、隠れている小さな魅力的な海洋生物を見つけること、繁栄する多様な生態系を感じること、そしてナイトダイビング (ブラックウォーターダイビング)です。

アニラオは、裸鰓類(ウミウシ/Nudibranchs)などの小さな海洋生物でマクロダイブが楽しめる世界有数のスポットとして有名です。
裸鰓類は、海に隠れている小さなエキゾチックな海洋生物です。
世界中で確認されている800を超える裸鰓類のうち、アニラオには600種が生息しています。

アニラオでのマックダイビングは、アニラオピア、バスラ、シークレットベイなどの場所で日中でも夜でも楽しむことができます。
※マックダイビングは海底に生息する海洋生物を見つけるようなダイビングを指します。

そのため、このエリアに行くと水中カメラを持って世界中から集まる様々な国籍のダイバーに出会います。

 

アニラオで出会える海洋生物たち

Ocellaris clownfish

裸鰓類以外にも、さまざまな種類のカエルアンコウ(Frogfish)、ウミテング(Sea moths)、ソコカナガシラ(Gurnards)、ハオコゼ(Wasp fishes)、オニダルマオコゼ(Stonefishes)、ミシマオコゼ(Stargazers)、ヒラメ(Flounders)、海洋ワーム種(Marine worm)、アカエイ(Stingrays)、エビ類(Shrimps)、タツノオトシゴ(Seahorses/特にPygmy seahorse)、ヨウジウオ(Pipefish)、ヘコアユ(Shrimpfish)など、その他多くの海洋生物が生息しています。

 

Image of Angelfishes

ダイブアンドトレック、またはツインロックスのダイブスポットでは、チョウチョウウオ(Butterflyfishes)、エンゼルフィッシュ(Angelfishes)、マンジュウダイ(Spadefishes)、ニザダイ(Surgeonfishes)、アイゴ(Rabbitfishes)、クロホシマンジュウダイ(Scats)、ツノダシ(Moorish idols)、クロスズメダイ(Damselfishes)、フエダイ(Snappers)、バラクーダ(カマス/Barracudas)、サバ(Mackerels)、ダツ(Needlefishes)、ハタ(Groupers)、ゴンべ(hawkfishes)、コショウダイ(Sweetlips)、フグ(Puffers)、テンジクダイ(Cardinalfishes)など、その他多くの海洋生物をほぼすべての場所で見つけることができます。

ヒメダイ(Fusiliers)やハナダイ(Anthias)の群れには、海中の色が変わったかのように驚かされるでしょう。

 

様々な顔を持つアニラオ

Sea Turtle

アニラオのほとんどのダイビングリゾートは、ナイトダイビング (ブラックウォーターダイビング)を案内してくれるでしょう。
昼のダイビングと違った雰囲気でのナイトダイビングでは、いつも見ている海洋生物の違った姿を見れるかもしれません。

世界でも3本の指に入るといわれているマクロスポット アニラオ。
マクロダイブとは、ダイバーが持つカメラのレンズが小さなものを大きく写すマクロレンズというものを使うことから小さな生き物を探したり楽しんだりするダイビングのことです。

外洋からの新鮮な海水が絶え間なく流れこみ順調に育ったサンゴ天国・マクロ天国がアニラオにあります。

 

いかがでしょうか。
そもそもフィリピンはダイビング天国と言われています。
一年中温暖な気候、海流にも恵まれ、豊富に育ったサンゴ礁群やそれらが好影響を与えている海洋生物たち。

フィリピンのどこの海で潜っても素晴らしい景色が待っています。
その中でも特に素晴らしいと言われている独特な環境や生態系を持つダイビングスポットをところを集めてみました。

 

SHIN

 

Image&video source : https://philippines.travel/https://commons.wikimedia.org