11月2日って何の祝日?

2017年11月02日 By: ptnadmin

フィリピンは10月31日から11月2日まで3連休。フィリピン人の方たちは連休を利用して田舎に帰ったり、また旅行に行ったりされているかと思います。それでは11月2日はいったい何の日なのでしょうか?

11月2日は「死者の日」、または「万霊節」と呼ばれ、英語では「All Soul's Day」と言われています。キリスト教では全ての死者の魂のために祈りを捧げる日で、ローマ・カトリック教会では正式には「The Commemoration of All the Faithful Departed」(信仰を持って逝った人全ての記念日)と呼びます。

カトリックでは、人間が死んだ後で、罪の清めが必要な霊魂は煉獄での清めを受けないと天国に行けないと考えられていました。そして、生きている人間の祈りとミサによってこの清めの期間が短くなるという考え方もありました。死者の日はこのような発想にもとづいて、煉獄の死者のために祈る日で、11世紀ごろから始まった行事です。

私たち日本人は単なる祝日ととらえがちですがフィリピンの方たちにとってはとても意味深い日なのですね。