マニラはフィリピンの首都として発展を遂げており、市内のホテルのほとんどは大型でビルが高く伸びているタイプのものばかりです。そんな中今回ご紹介するヘンリーホテルには時代と空間を活かして作り上げたこだわりのおしゃれ空間が残っています。

マニラのパサイ地区にある隠れ家的なホテル「ヘンリーホテル」は他のホテルとはひと味違った雰囲気を持っています。このホテルについては別記事でもレストランをご紹介しておりますが、今回は敷地内のギャラリーについて。このホテルはブティックホテルという敷地内の環境を大切に作り上げているコンセプトを持っていますが、その中でも特に特徴的なのがこの施設です。4つの一軒家を3名のオーナーが住み込みで管理しており、空間・デザイン・服飾という3つの分野に大きく分かれています。観光で訪れる方が楽しむことのできる施設はこの中の「デザイン」で、一軒家がまるごとギャラリーになっています。

ギャラリーの中に一歩足を踏み入れると、そこには雑多な東南アジアの雰囲気はありません。一つ一つ新進気鋭のデザイナーたちが作り上げたアート作品、食器、雑貨類、家具、壁画などなど様々なものが並んでいます。ゆっくり見て回ると本当に楽しい場所です。また、こちらのギャラリーが面白いのは、ほぼすべての作品は販売されていてその場で購入できるということ。コーヒーカップなどは100ペソ（約230円）で購入できるものあるので、一味違ったマニラ土産を探している方は必見のスポットです。

ヘンリーホテルマニラのホテルも印象的な施設で、以前はアメリカ人が住んでいたビレッジが今のホテルの原型になっています。床のタイルは50年以上前のものをそのまま利用していて、レトロな雰囲気満点の館内はフォトジェニックな空間が広がっています。宿泊とギャラリーを両方楽しむのもおすすめです。

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