アメリカでも話題になった演劇作がマニラで:night, Mother

2017年12月06日 By: ptnadmin

舞台はアメリカの平凡な一軒家のリビング。時刻は夕暮れ。登場するのは60歳前後の母親と、その娘ジェシーの2人。夫と息子に裏切られ、てんかんの持病があるために、社会で働くことも出来ないジェシーに残されたことは、いま明晰な意識を持ったこの時に死ぬこと。母親へ自殺することを宣言します。

母は驚愕し、それを止めさせるために説得。しかしその説得も空しく、最後にはジェシーが「おやすみ、母さん」と言ってベッドルームに入り、それを追うように銃声が聞こえます。

苦悩が故に生きることを諦めようとするジェシー。そして生きることに意味を見出そうと説得する母親。本当の母子でありながら、分かり合えない二人。愛と孤独、不安、希望、あきらめ、決意…。様々な感情が入り乱れる人間ドラマ。結末はいかに…。

アメリカの脚本家、小説家のマルシャ・ノーマンの代表作。1983年、ピューリッツアー賞を受賞し、トニー賞のベストプレーにノミネートされました。自殺を扱ったこちらの演劇は、問題作と言われる反面、ブロードウェイにも進出するなど高い評価を受けてきました。命について、そして人生について考えさせられる 本作品を、是非お見逃しなく。

 

日程:2月2日(金)〜3月3日(土)

時間:午後3時〜、もしくは午後8時〜

場所:PETA Theater Center

住所:No.5 Eymard Drive New Manila, Quezon City

チケット:goo.gl/27EEFq

金額:800〜1,800ペソ

子供:OK