予約が入っていないと言われた場合

ホテルのフロントで「予約が入っていない」と言われたら、まず全員のパスポートを提示し、再度確認してください。姓と名が逆に入っている場合があります。パスポートを提示すれば、より確実に予約が確認できます。

どうしても入室させたい場合は、フロントにパスポート等のID(身分証明)を預け登録手続きをします。この時に入室料金を別途請求される事があります。この料金の事を「ジョイナーフィ」と呼びます。ただし、虚偽申告や身なりを理由(そのホテルに不当なゲストと判断された場合)に宿泊を断られるケースもあります。
 

現地のお知り合いと同泊したい場合


旅行先で知りあった人と意気投合、幸い自分が泊まっている部屋はダブルなので「泊まりにおいでよ」と誘ってしまった。果たしてこれは認められるのでしょうか?

ホテルはセキュリティ上の考えや規定により、宿泊登録されていない訪問客を、宿泊客といえども自分の部屋に自由に入室させることは認められていません。「お金を支払っているのだから相手が誰でもいいだろう」は通じません。ホテルには宿泊拒否権があります。現在、ほとんどのホテルが予約時に宿泊者全員の名前の登録を求めています。ですから宿泊者名が不一致の場合は、断られる可能性があります。

どうしても入室させたい場合は、フロントにパスポート等のID(身分証明)を預け登録手続きをします。この時に入室料金を別途請求される事があります。この料金の事を「ジョイナーフィ」と呼びます。ただし、虚偽申告や身なりを理由(そのホテルに不当なゲストと判断された場合)に宿泊を断られるケースもあります。
又、未成年や既婚者であった場合など違法となるケースでは、警察などによる一斉取締りで部屋に踏み込まれ検挙された場合、ホテル側に料金を支払ったことを盾にクレームすることはできません。くれぐれも自己責任になることご理解下さい。

オーバーブックと言われた場合

一般的にホテルは、常に満室(完売)を目指して多めに予約を取っているのが普通です、その予約状況は、利用者のさまざまな変更(宿泊日を変更する、部屋数を変える、急にキャンセルするなど)により、日々めまぐるしく変わっています。このためホテルは過去の経験・データをもとに、ある程度のキャンセルが出ることを見込んだ上で、予約時に部屋数よりも多い数の予約を受け付けるのが普通なのです(これは航空会社も同じです)。そして毎日、その日のキャンセル数や、急に予約してくる人の数などを想定しつつ、最終的に数が合うように調整しています。ここで見込み違いが起こった時に起こるのがオーバーブック。「予約は取れているのに部屋がない」という事態です。

又、悪天候や飛行機の機体トラブルなどで運行キャンセル、または大幅遅延した場合、その日チェックアウトするはずのゲストが急にチェックアウトしなくなり、結果として部屋が足りなくなる、という状況が発生します。こういった場合、宿泊客が優先になるか、予約客優先かはホテルのポリシー(規定)次第。もし前者の場合は、予約客がはじき出される形になってしまいます。

なお、オーバーブックはホテル側の勝手な都合のように受け取られがちですが、これは世界一般的に、ホテル側の免責事項となっていることも覚えておきましょう。

オーバーブックに遭遇しないためには、とにかく早めにチェックインすることです。到着予定便が遅延した場合や、ホテルチェックイン前に外で食事をしたい場合など、必ず一本電話を入れましょう。服装も気をつけたいところです。チェックインの時は、なるべくきちんとした服装をしていた方が上客と見られ、扱いも自ずと違ってくるものなのです。

それでもオーバーブック扱いになってしまった時は、たいていの場合ホテル側が、すぐ近くのホテルか同等クラスのホテル、またはよりランクの高いホテルの部屋を手配してくれます。オーバーブックが起こっても、即、路頭に迷うということではありませんから安心してください。まずは状況を把握してホテル側の説明を確認してください。 又、その旨を弊社にお知らせ頂ければフォローアップいたします。

同姓2人なのに1ベッドの部屋に案内された。
カップルなのに部屋のベッドが別々の部屋だった。などベッドの数のトラブル

 

こういったトラブルのないようにお部屋お申し込み時に、弊社までベッドに関してのご希望を伝えて下さい。弊社からホテルに予約時にリクエストを事前にしておきます。

ここでベッドに関する「まめ知識」をご紹介いたします。

 

単純に「シングルルーム」という場合は、基本的にシングルベッドが1台ある1人用の部屋のことを意味します。ダブルベッド1台の部屋に1人で宿泊することや、ベッドが2台ある部屋に1人で宿泊することは「シングルユース」といい、この場合の料金はシングルではなく「ダブル」もしくは「ツイン」の料金が適用されます。予約の際はくれぐれも注意してください。

 

「ツイン」とは基本的にベッドが2台ある部屋に2人で宿泊すること。ここでよく問題が起こるのが「ダブル」との混同。ツインベッドの部屋という意味で「ダブル」と言ってしまうと、ダブルベッド(大きいサイズのベッド)が1つの部屋が用意されることになります。また海外で「ツイン(ルーム)」というと、単純に「部屋を2人で利用する」という意味に取られることも多く、これまたダブルベッドの部屋が用意されることもあります。

 

「ベッドが2台ある部屋」を確保したいなら、宿泊する人数ではなく、必ず「Twin-Bedded Room/Room with twin beds(ツインベッド仕様の部屋)と伝えることをお忘れなく。

 

「ダブル」とは2人が眠れる大きさのベッド(ダブルベッド、クイーンサイズベッドまたはキングサイズベッド)が1台置かれた部屋。1人または2人で利用します。ただし1人で利用する際にも「ダブル」の料金が請求されます。但しツインとダブルはあくまでリクエストベースになります。事前確約が出来ないホテルも多いので、お客さまご自身が早めにチェックインをすることも大切です。(遅れてチェックインすると空き部屋の残り数が少なく手配できないこともあるからです。)

 

一番誤解が多いのがこのトリプルの概念です。これは「ベッドが3台入っていること」ではなく、「ツインルームまたはダブルルームに3人で宿泊すること」を意味するのが通例です。この場合部屋にベッドは最大で2台。いわゆるダブルベッドと呼ばれているクイーンサイズベッド2台、もしくはキングサイズベッドが1台というのが普通です。「3人で泊まるのにベッドが3つないなんて、おかしいのではない!?」と思う人も多いかもしれませんね。そこが日本と違うところであり、異文化の面白さなのです。どうしてもベッドを追加したい場合は、リクエストしてください。その場合でも、もちろんグラスやタオル・シャンプーと言ったアメニティは3人分用意してもらうことが出来ます。入室と同時にそれらをチェックして足りなければ「Additional amenity goods please 、good for 3persons!(3人分の追加のアメニティを用意してください)」と言って下さい。

 

但しホテルにあるエキストラベッドの数には限りがありますので、確保できない場合があることもあります。ツイン・ダブルのリクエスト同様に早めにチェックインしてエキストラベッドも確保してください。又、ホテルの部屋によっては、部屋が狭いのでエキストラベッドを入れることが出来ない部屋もあります。これもホテル予約時にしっかりエキストラベッドの事前リクエストをして確認してください。現地でチェックイン後、エキストラベッドをリクエストの場合は個人精算で追加料金が発生しますのでご注意下さい。

 

フロントで前金を払えと言われた。(クレジットカードの提示を求められた)

 

ホテルによっては、チェックインの際にクレジットカードのご提示を求められる事があります。 これはお客様の身分証明の意味と、万が一チェックアウト後、未請求の個人勘定など判明した時に差額分をご請求するためです。ホテルバウチャー(予約表)をお持ちであっても、あるいは現金でお支払いの場合でも同様です。 事前にお支払い頂いている「お部屋代」を払わされるわけではありません。クレジットカードをお持ちでないお客様は、現金にてホテル規定の保証金額をチェックイン時にお預けいただく形となります。 通常はチェックアウト時にご精算されますのでご確認ください。

 

クレジットカードを提出したホテルでは、お客さま自身でトラブルを防ぐためにチェックアウトの際に必ず下記の5点も注意してください。

 

1.チェックアウトの際に、明細書の内容を十分に確認する

 

たとえどんな高級ホテルでも安心は禁物!時間をかけてしっかり確認しましょう。以外に間違いもあるものです。追加の支払がない場合、ホテルも“OK, Bye !”だけで特に明細は出さない場合があります。その場合はこちらから「May I have receipt?(明細をもらえますか?)」と言って発行してもらいましょう。たいていの場合は「あ、いいよ」という感じで対応してくれるはずです。

 

2.間違いがある場合は、すぐその場で訂正依頼を!

 

身に覚えの無い請求が記載されているなどの内容に誤りのある場合は、すぐその場で訂正を依頼してください。例え間違いがあっても、それにサインしてしまった場合、あるいはサインをしなくても特に訂正を依頼しなかった場合には「自分が内容を確認した上で責任をもって了承した」とみなされ、ご帰国後に修正をするのは非常に困難です。 相当の時間を要するばかりでなく、場合によっては返金が不可能な場合もあります。 海外ではお客さまのサインの重さが日本とは違います。

 

3.追加の支払いがない場合は、クレジットカードのコピーを破棄してもらう

 

支払が生じていない場合には、カード引き落としの用紙を破棄することが大事です。「May I have a deposit slip?(クレジットカードのコピーを返してください。)」といい、必ず金額の打ち込みが無いのを確認して破棄しましょう。

 

4. 帰国後も明細書は一定期間保存する

 

後帰国後の内容確認には、必ず明細書が必要となります例え支払いがない場合でも、明細書が「ゼロ」になっていることを確認したうえで、必ず一定期間(半年程度)保存するようにしてください。

 

5.それでも帰国後に、クレジット会社から身に覚えのないホテル代の請求が来てしまったら

 

すぐにクレジット会社に電話をして事情を説明し、その金額については引き落としを止めるよう伝えてください。その際に証明として、チェックアウトの時に受け取った明細の控えを合わせてFAXまたは郵送し、必要であればクレジット会社の方からホテルへ確認してもらいます。こうすれば、その金額は引き落とされることはありません。クレジット会社の人から「自分でホテルに確認してくれ」と言われたら、英語がわからないことを理由に、クレジット会社側に交渉をお願いするのもひとつの手段ですね。手続きなどの詳細はクレジット会社に相談してください。

 ホテルの部屋のグレードを現す名称って何?

ホテルの部屋は、通常いくつかのカテゴリーに分類されています。違いは広さ、設備・機器、景観、サービス等々。基本的に料金はグレードに比例し、一般的にはグレードの低い順に、
スタンダード(Standard Room)
スーペリア(Superior Room)
デラックス(Deluxe Room)
エグゼクティブ(Executive Room)/クラブ(Club Room)
ジュニアスイート(Junior Suite)
スイート(Suite)
hotel
 

となっています。ところがホテルによっては、スタンダードよりスーペリアのグレードが低かったり、オリジナルのネーミングがあったり、景観や立地によってさらに細分化(シービュー、ガーデンビュー、シティビューなど)されていたりと、とても把握しきれないほどバラエティ豊かです。

 

又、1グループで2部屋利用する場合「コネクティングルーム」と「アジョイニングルーム」を利用すると便利です。「コネクティングルーム」は、隣り合った部屋が内側のドアでつながっている部屋のことで、ツイン

ベッドルームとダブルベッドルームの組み合わせが一般的です。ホテルによってはあらかじめ客室間にドアが設けられており、リクエストに応じてオープンにすることも。この場合は2部屋とも、ツインベッドルームもしくはダブルベッドルームになる可能性があります。この部屋の利点は、なんといっても部屋の外に出ることなく内扉の開閉だけで行き来が自由にできる点でしょう。就寝時はコネクティングドアを閉めればそれぞれのプライバシーが保てるのも便利です。2世帯家族で利用する場合とても便利です。アジョイニングルームとは、単純に隣り合った2部屋を使うことです。コネクティングルームのように内側でつながっているわけではありませんので、いったん外に出なくては行き来ができません。又、廊下を挟んだ向かい合わせ部屋など、多少のバリエーションがありますのでベッドのタイプを「ツイン+ツイン」のパターンが選択できる可能性が高くなります。よりプライバシー性を高くしたい場合に向いています。
どちらも基本的にはリクエストベースですから、確約できないホテルもありますが、予約時に弊社にお知らせ頂いていれば、弊社からもホテルに事前リクエストをしておきます。

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