BGCに残る歴史的スポット。アメリカンセメンタリー

2017年04月20日 By: ptnadmin

タギッグ市の中心と言えるボニファシオグローバルシティー、通称BGCは高層ビルが立ち並び、日本よりも発展した雰囲気が漂うマニラで最も新しい街です。そんな地域のコンドミニアムやホテルに宿泊すれば一度は目にすることとなる、広大な芝生の景色。あれはなんだろう?と思った方も少なくないかと思います。

アメリカ軍人墓地「アメリカンセメンタリー」はBGC内の象徴的な場所です。戦時中にフィリピン国内で命を落とした無数のアメリカ軍人がここに祀られ、整然とした墓地には真っ白な十字架が寸分の狂いもなく並んでいます。その光景は圧巻で、快晴の日に訪れれば広大な芝生と十字架の様子は一目見れば忘れられないものとなるでしょう。

アメリカンセメンタリーの中には十字架だけではなく、戦争の軌跡が巨大な石碑に刻まれたエリアがあります。ここには、フィリピン・アメリカ・日本の各軍がどのようにフィリピン近海での戦いを行ったのか、その成果と被害についてがわかりやすく図解されています。またその近くの石碑には太平洋戦争中にフィリピンで命を落としたアメリカ軍兵士の名前がびっしりと刻まれています。今でも本国からお参りにやってくる方もいらっしゃる施設であり、当事者の方にとってはとても大切な場所。観光もOKですがその点はわきまえて敷地内では行動しましょう。