マニラ市内の世界遺産:サン・アングスティン教会

2016年11月01日 By: ptnadmin

フィリピン国内では現在、文化遺産3件、自然部門3件の計6件世界遺産が登録されています。文化遺産はほとんどが教会であり、建造物としての価値と歴史背景から選ばれています。対して自然遺産は海の美しさが際立っており、世界最高級であることや絶滅危惧種の生息数、またミンダナオ島のハミギタン山では陸上に生息する珍しい生物が豊富に見つかる自然の豊かさが評価されています。

マニラ在住の方が週末を使って訪れることのできる世界遺産は、イントラムロス内の「サン・アングスティン教会」です。イントラムロスはメトロ・マニラで最も有名な史跡が集まるエリアで、スペイン統治時代の雰囲気が残る石畳の道などは記念写真の撮影にもピッタリ。サン・アングスティン教会は世界遺産として400年以上前に建設された建物であり、現在は博物館と教会の大きく2つのエリアに分かれて見学を受け付けています。どちらも見応えのある施設であり、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

博物館では数百年前にマニラで何が起こっていたのかを克明に記した書物や絵、当時の甲冑なども保存されています。貴重な資料は湿度が管理された個室にそれぞれ保管されており、当時の船の模型なども精巧で見応えがあります。サン・アングスティン教会は当初本体の教会がスペイン本国にあり、スペイン統治時代にはそれがフィリピンにも建立されたという歴史を持っており、現在はマニラだけでなくフィリピン全土にこの教会が広がっています。世界遺産に登録されているものでは国内にもう一つ同名の教会が存在しており、各地域で教会の建物は大切に保存されながら日々のミサなどに利用されています。週末にふらっと訪れることのできるマニラの世界遺産。現地在住の間に一度は訪れておきたい場所です。

サンアングスティン教会に関するツアーはこちらから