古き良き時代の街並みを残す街、タールを訪れよう!

2018年02月14日 By: ptnadmin

マニラから車で南に約3時間、バタンガス州の古都タールへとたどり着きます。タールというとタガイタイのタール火山、タール湖を連想するかと思いますが、こちらのタールシティーはその南西に位置する小さな町。1732〜1754年までバタンガス州の州都として栄えていたタール。しかしながら、1754年タール火山の大噴火によりタール湖は堰き止められ街は水没、現在のタールは高台に再建された街なのです。

スペイン統治時代の1570年代、タールはマニラに次ぐ拠点として開発が進んでいきました。スペインコロニアル風の石造りの街並みなどが現代に残り、当時の面影を感じさせてくれます。その美しい街並みはバタンガスの代表的な観光地ともなっており、落選はしましたが世界遺産の候補にも推薦されました。

街のメイン観光スポットは丘の上に建つタール大聖堂。サンマーチン・バシリカ聖堂教会とも言われ、一時はアジア最大規模のカトリック教会でした。フィリピンが誇る重厚な大建築物です。街の中心地に位置するこちらの教会は数百年もの長い期間街を見守り続けています。

バハイ・ナ・バトと呼ばれる19世紀の石造りの住居の一つを修復したビリャ・トルトゥガも名所の一つ。当時の住居そのままのアンティークな雰囲気を体験でき、タイムスリップしたかのような感覚を味わえます。ここでは地元の名物料理も楽しむことが可能です。

「北のビガン、南のタール」といわれるほど、スペイン統治時代の街並が色濃く残る美しい街タール。マニラにはない素朴で静かな趣が日々の喧騒を忘れさせてくれます。首都圏からも日帰りのドライブが可能なのでお休みの日にご家族、ご友人で訪れてみてはいかがでしょうか。